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中央アルプス縦走(三日目)

空木岳から越百まで。

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  • 登山

今日も4時起床。ラジオをつけると相変わらずチリの鉱山のニュース。外気温が0度。小屋が4度。テントが12度。天気は良い。

朝食はインスタントカルボナーラとどんべえ。湯の温度が低いせいかな、いまいち出来が悪い。今日で帰ることを確信していたのでちょっと多めに消費。水の残りは1.6リットル。今日一日には十分。

今日も6時前には出発。駒ヶ根のほうを見ると雲海がすごい。空木岳のほうに上がっていく。地図には山頂に登らない道が書いてあるのだがなかったな。気がついたら山頂まで来ていた。

赤梛岳

6:57着。朝のうちはどうも体の動きが悪いようだ。特に難しいわけでもないが時間が随分とかかっている。砂礫の斜面をがががと下りてちょっと登っておしまい。

南駒ヶ岳

7:45着。

赤梛岳を越えると擂鉢窪避難小屋が見えてきた。近いねー。鞍部まで下るが…。思ったより時間を取られた。南駒ヶ岳に向かって登り返し。特に難所はない。鞍部まで下りる前にがっくりするような感じだったが登っていみるとそんなでもない。到着。このあたりは淡々と進む。

仙涯嶺

9:00着。今日のポイント…なのかな。

横を向くと南アルプスが見える。富士山も見えた。木曽側から吹く風が涼しくて丁度よい。伊那側にまわると途端に暑くなる。

ちょっとだけ岩場が多い。難所とあったが…そこまでではない。トラバースのところに鎖が張ってあるが…あれは必要なのか?

越百山

10:19着。

いよいよ最後となる。ちょっとだけ感慨深い。砂礫の稜線で簡単そうに見える。一回下って登るが砂礫の稜線で面倒なところは無さそうだ。

ちょっと下ったところで休憩を取る。また登りだすが少しも難しいこともなく気がついたら最初のピークに辿りつく。何かの間違いかとも思ったが間違いではなかった。

下を見ると越百小屋が小さく見える。あのあたりは普通の樹林帯になっているな。越百の山頂までの道はほんとうに何もなく、わずかな距離。走ってでも行けそうだが落ち着いて…指導標が見えてきて…到着。

思ったよりも早かったが…最後のピークをクリア。山頂では周囲の写真と自分の写真を撮った。ちょっと眺めの休憩を取り下山。

伊奈川ダムへ

15時半に林道ゲート。

ちょっと下ると木が生えてきた。ハイマツはさようなら。風景は木に邪魔されてすぐに見えなくなる。

越百小屋で休憩をしたり、七合目の水場で水を汲んだり。淡々と下るだけ。

七合目付近では登りの人と何人かすれ違う。だんだんと高くなる稜線。上のほうの登山道は随分と削れていたが下はそうでもない。

下り続けると沢の音が段々と近くなり、堰堤に遭遇。すぐに林道に合流。あと、結構あるね。

1時間ほど歩いて林道のゲートに到着。15時半。

電力会社の工事のダンプの人が声をかけてくれて駅まで乗せてくれることに。感謝。16時過ぎに須原の駅に到着。帰途につく。19時台には名古屋に戻っていた。

まとめ

事前に考えていたよりは楽だった。宝剣岳は特に楽勝だった。ガイドブックの上級は何を基準なのかわからないが、普通のガイドブック上級は問題なく行けるらしい。

一人でテント生活の経験があり、山を歩いた経験もあり、岩登りの練習もしたことがあるし…で要素技術はすでにやっていたので組み合わせた単独縦走ができたかなと思っている。やっと山を歩くことがどういうことが多少つかめた。

一度はいい、二度はいいという感じ。だけど確認したいことがあるからもう一度たどりたいような気はする。