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南アルプス沢登り(一日目)

そもそもどんなタイトルにすればよかったのだろう?行く前にはこんな結果になるとは想像もせず…。

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  • 登山

行く前にはこんな結果になるとは想像もせず…。

今回は南アルプスの三峰岳周辺の三河川、野呂川・大横川・大井川の源流制覇が目標だった。メンバーは隊長との二人。

いつものように前日の夜に集合。荷物の最後のパッキングをすませる。前日から緊張がひどく、この時点でもいまいち気分が乗らない状態だった。…まあいつもこんな調子だった気がするが。23時半頃に出発。中央道を伊那に走り、長谷に向かう。3時前に戸台口の駐車場に到着。ほぼ満車に近い状態だ。お盆で登山客も多いということか。テントを用意して寝る。

起床は7時前。行く前にはバスは15分毎に出ているという話だったがどうも違った。8時に出ると。だけどバス停で並んでいたら人が集まったら臨時便という形で出発させてくれた。

天気はどうも悪い。前日の天気予報では15時ぐらいから雨になると出ていた。雲がかかり、遠くの景色は霧で良く見えない。ますます陰鬱な気分にさせる。北沢峠までのバスに乗る。バスの車中では運転手がガイドのようにいろいろと解説してくれる。地質がどうの、あそこの山が、熊が…。

北沢峠に到着。バスの接続が非常に悪い。結局1時間待つことになる。隊長が運転手に天気の様子を聞いていたが、知らんとか木で鼻をくくった対応。ここに来るお客が一番よくする質問だと思うがどういう態度だろう?

暇潰しもかねて峠のテントサイトを見学。こんなにテントが並んでいるのを見たのは初めて。ビールの自販機があったな…。山ガールとか冗談を言っていたが北沢峠には広告に出てくるような女性はおらず。いったいどこにいるんだろうね?富士山なのかな?

バス待ちの間にトイレに行く。きれいな水洗トイレで用を足していると、ここで文明世界とのお別れなのかなあという気分になる。そして南アルプス市営バスに広河原行きに乗り15分もせず野呂川出会に到着。ここから林道歩きが2時間余り続くことになる。すれ違う釣りか登山の帰りの人に状況を聞く。稜線では風速が30m近くて山小屋の人が登るのを控えさせているという話を聞いてこの先どうなるんだと不安になる。時折強い風も吹き、雲行きはあやしい…。

さて、今回は二人なので荷物が多いということは承知していた。しかし、どうもどこかの限界を越えていたらしい。それはすぐに気がつくことになる。林道をテクテク歩いているだけなのに隊長についていけない!これは技術や経験では説明できない。今までこんな経験はしたことがない。勿論このことは本当の厳しい場面でもっと大きな影響となって出てきた。

長い林道歩きの終点には両俣小屋。そこを素通りして野呂川越を目指す。が、そこで計画の検討を行う。この明らかに悪化しつつある天候をどう判断するかということだった。予定通り向こうの沢に下りて大丈夫なのか…稜線の天候はどうなのか…。井川越が大丈夫なのか…。検討の結果予定を変更して野呂川の遡行から開始して逆に回ることにした。

すぐさま野呂川の右俣に入渓し遡行を開始する。おかしなもので沢に入り、岩の足運びなどを考えながら歩いていると一気に気分が晴れる。幕営地を探しながら登っていく。1時間ぐらいか進んだところで岩が少し張り出して屋根になっているようなところを発見。そこにテントを張ることになる。

タープを張るためのザイルを用意する。薪拾いに周りをうろうろ。隊長は整地のために土木作業をしていた。そのあと今回買ったクワハンマー登場。やっぱりあの細身であってもクワと普通のピッケルでは効率が違った。

僕は今回はツェルトを使っていた。この日はスリングなどを使って上から吊り下げる形になった。最初はツェルトの構造がよくわからなくてこのフライシートみたいなのでどうやって寝るんだと思った。ちゃんと設営すればテントの形になるんだね。

それが終わったところで隊長はイワナ釣りに。僕はいつものように付き添いとして行く。イワナはすぐに釣れたのでこれは入れ食いなのかと思いきやその日が結局釣れず。帰りに水を組んで帰る。それほど沢がなかったな…。

この頃には天気予報通りに雨が降り出す。ただ、それほど激しいものにもならない。はげしい増水ということにもならず。ただ最初から増水していた気配はある。

焚き火起こしにも挑戦。しかしこれは無念の敗退。ビールの空箱の厚紙すら燃えないような状況は厳しすぎた。いろいろとやってみたもののどうにもならず…。隊長に交代しリタイヤ。

準備ができたところで夕飯と酒盛り開始。この日の夕飯は焼き肉とこてっちゃん。酒はビールx4とワイン1.5リットルを二人で飲む。ひどいな。周りはそれなりの岩場なのにフラフラしながら歩いていた。そして就寝…。初日は体が慣れない分この山中で寝ることが楽ではない…。次の日は6時出発を目指して4時半に起きることとする。