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ボタンブチ探訪

木和田尾登山口 9:15 → 中電鉄塔下 10:30 → 白船峠 11:00 → コグルミ谷分岐 11:30 → 御池岳12:45 → 下山開始 13:40 → コグルミ谷分岐 14:30 → コグルミ谷 登山口 15:30

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  • 登山

前から行こうという話はあったものの実行には今だ至らず、結局のところもう一人で行かなきゃならんのだからと計画を立てる。幸いヤマビルの季節はもう終わった。西藤原を起点に考えるとバリエーションらしい木和田尾を行くしか時間的に難しそうなのでこれで登ってみることにする。

始発の電車に乗っていくが、三岐鉄道が事故で代行バスになっている。東藤原先は知っていたが梅戸井からもバスとは聞いてない。普通ならば8時には着くところが30分以上遅れて到着。いきなり予定外だな。

木和田尾の登山口を目指して歩いていく。ザックに入れておいた携帯が鳴り気分を最初からぶち壊してくれる。携帯の電波が素直に入るようなところは久しぶりだから油断していた。東海自然歩道を抜けていくのもいいかと入っていったがこの時点で土石流の跡か道が荒れている。道が不明瞭になっているなと思いつつ通り抜け、農道を抜けて木和田尾への林道を進む。途中で中電の巡視路があったがそちらに入らず車止めがしてあるところの登山口から入る。

木和田尾の登山道は最初は谷筋の道だった。最初ちょっと崩れたところがあって覚悟したがテープも丁寧にあるしまあ歩きやすいなあと思った。ところがどっこい、だんだんと道が崩れていく。谷の真ん中を抜けていかなきゃいけないし、木は倒れているし。ちっとも楽じゃないぞ。谷の斜面を微妙なトラバースはしなきゃいかん。これは真面目に歩かないといけない。しかし、いくらなんでもひどいぞと、右側から谷が合流したあたりでこんなところ歩いてらんねーよと、左側の尾根を目掛けて登っていく。

あやしげな斜面を直登して尾根に出ると歩きやすい道だった。ペンキでマーキングはしっかりしてあるし。中電の巡視路はこっちなのか?最初からこっちでもいいと思うのだが…。そのあとの尾根はどうでもいい道で途端につまらくなってきた。ただ錯綜しているので下山のときは注意しないといけないなと思った。このあたりで本当は電線が見えるはずなんだけどなあと上を見ても、まだ散りきってない紅葉の隙間からはよくわからない。そんなこんなでも歩いていけばやがて高圧線の鉄塔に辿りつき、そのあとも登っていくと坂本谷との合流点、そして白船峠に到着。

ここから御池岳への尾根筋の道にはテープはあるが、あまりテープを気にしないで地形を見ながら歩いていたほうが歩きやすいし、結果的に道を外さない。ちなみのこのあたりでトレッキングシューズのソールが剥れはじめる。最初は一部だけかとそれ以上広がらないようにとあきらめて切り取っていたが最終的には両足全部剥れた。なんつー話だ。

コグルミ谷の分岐も通りすぎ7合目の看板を発見。ここからおかしなことになった。正面の斜面をそのまま直登。これは道にしては急すぎるし踏み跡もないよなと思いつつも尾根に出る分にはまあいいだろうと登ってしまったがどう考えても道から外れている。地図とコンパスをにらめっこして考えるがどうも鈴北につながる尾根のようだ。おかしなことをしているなあと思ったが尾根を乗り越え、真の谷へ下りる。看板が上のほうから見えて安心するよ。だんだん適当なことをしているなと思うがこれぐらいのほうが楽しい。

真の谷からは案内に従い谷筋を登ってく。最後の一気の登りは道がきれいに作ってあって登るだけ。200mぐらいはあるがあっという間に登ってしまった。2500mから登るのとは全然感覚が違う。空気が濃いと全然違う。

頂上に到着。団体がいてカップラーメンを作っていたり結構にぎやかだが、自分はレーションを食べて休憩を終えるとボタンブチのほうに向かう。多分右手のほうになんかあるんだろうと思っていたが、看板もあってすぐにわかった。

ボタンブチはすっぱり切れ落ちた地形だった。展望は素晴らしいが、あまり間際に寄ると足を滑らせそうでなかなか怖い場所だ。ケルンには新しい花が添えてあった。

次に奥の平へ直線的に目指す。草むらの中を歩いていくのはそこそこ疲れる。本当に何も目印のないだだっ広い地形で、雪の中でガスられたらさっぱりわからなくなるだろう。冷たい風が吹いていたが先週に比べればなんということはない。

約1時間散歩したあと下山を開始。真の谷まで下りて、谷に沿って下っていくとこちら側には案内板があって、従って歩くと7合目の看板が見えた。なるほど…。7合目の看板から左に曲がるべきだったのか。看板地点からもよーく見るとずっと奥にテープが見えなくもない。なかなか難しい。里山の見通しが効かないなかでは地形の把握を悩む。

本来下山は同じルートを考えていたが、遅れ気味なので万一ライトつけて歩くことになるぐらいなら距離は長くてもさっさと国道に出てしまえとコグルミ谷を下るルートを取る。荒れてるという話をどっかで聞いた記憶があったが下り口は普通だったので何も考えずに下りていったら…。どうも谷を渡って向こうに道が続いて見えるが、単純に渡れるとは思えないんですけど。それでも苦労して渡って。これはおかしいよなあと。しかもせっかく渡った道もすぐに消える。うーん…。下のほうの谷の合流点に看板が垣間見えるので少し安心して下っていった。崩壊のため迂回路がこっちとか看板があって、なるほど道を間違えたのかーと一瞬思ったがこの看板地点に上がってくる道がどこにもない。盛り上がってまいりましたー。

完全に崩壊しちゃったのね。こうなったら覚悟を決める。さっさと尾根に上がってから尾根に沿って下りる。しばらく楽だが谷の合流点で下るのが結構傾斜が急でめんどくさい。靴がダメになってるし、ヘルメットはないしで慎重にやらないとねー。昔はこんな葉っぱの上を尻餅ついて滑り落ちてたけどなー。谷に下りたも右岸も左岸もまともに歩けるところはほとんどなく、沢中も岩がゴロゴロで倒木が邪魔。一つ一つ丁寧に下りてくしかないよなあーと一歩一歩下っていく。ところどころ道が残っていても、急に無くなってて何のトラップだよ、何もないとこを突然トラバースさせられて余計に危険だろ、まーた下に下りるんかよ。長命水のところもタテ谷への分岐のところも荒れてる。ひどいもんだなーとは思いつつも1時間で国道が見えてきた。国道は完全に堰堤を乗り越えた土石で覆われていた。ひどいことになったもんだ…。こっち側の谷筋のルートは全滅じゃないか?

そのあと交通規制されて誰もいない国道をちんたら歩くというのは全く別の話。あちこち崩落していてひどいものだ…。

電車で行って登り始めが9時を過ぎているのはこの時期では行動時間の制限がいかにもつらい。大貝戸の登山口で前泊したほうが余裕はあるが荷物は増えるしめんどくさいよな。木和田尾を登っていて尾根に上がってからはガッカリだったが、最後のコグルミ谷で滅茶苦茶やってきたあたりが楽しかった。南アルプスでは道なりにぼーと歩いていたら終わっていただけだったが、こう色々考えながら歩くほうがよっぽど楽しい。こうなると坂本谷も聖宝寺ルートも行ってみたくなるものだ。木和田尾周辺も地図を眺めていると色々とルートの検討のしがいがありそうだ。ヒルのことを考えるとこの時期が限られるので今度がいつになるかわからないが…。色々考えてみたい。