RSS

西穂・雪上キャンプ二日目

二日目。何もしてないのにいろいろ起きる。

    付与されたタグ:
  • 登山

シュラフの中で過ごす夜は寒くはなかった。ときおりふく風でテントが音を立てるのが気になる。ふっとばされるような風ではないにせよテントが大きく揺さぶられるとちょっと驚く。

朝目を覚ます。テントが揺れるたびに中で雪が降っていたのには気付いてはいたが、起きたらシュラフの上に霜が積もっていた。壁の結露が凍ったものがテントの中で散る。体を起こしてベンチレーションから外をのぞくとやはり雪。ガスも出ていてよく見えない。天気予報どおりということかとあきらめてしばらくゴロゴロしている。

起きてシュラフをしまって…。朝御飯を作り始めたのは8時を過ぎていた。のんびりしたものだ。朝御飯はラーメンと、魚肉ソーセージ…は凍っていた。味噌汁も飲んで、粉末レモネードを作って水筒に詰める。

外に出てみたがかなり雪がつもっていた。この時点で膝まで埋まる。昼には腰まで埋まるようになっていた。トイレに行くのもラッセル。なんともなあ…。丸山の方向をながめても赤テープが見えないぐらいガスがひどい。これで登るのはちょっと気が引ける。あきらめてNHK第一放送を聞く日ということにした。

テントの中でごろごろしていると天気予報は雪だと言っている。 横になっているときにランタンをつけるとうっかり寝てしまうと大変なことになるのでつけない。3時間ぐらい経ったら外に出て雪かき。粉雪だからテントが埋まっていてもつぶされるという感じにはならないが。スコップを掴むと手袋が貼り付く…。

テントの中の結露はひどくなる。テント自体はガスを炊いたときに一時溶けるのだが、結局また結露する。コッヘルなども結露する。カメラはレンズが結露するどころか凍りつく。そのまま凍ったものが溶けてかないから氷が厚くなる。テントに入れてしまった雪も溶けないから水浸しにはならないのだが。

他に低温で起きたことと言えば…。防水袋などが固くなってしまった。結局みんな破れて使い物にならなくなった。低温のところに持っていくときには素材を考えなきゃならないか。ソイジョイなどを補給食で持っていったが凍ってしまってカチカチになっていた。食べられないことはなかったけど。ちょっと信じられないことになっていた。

夕方になって晩御飯の用意を始める。水を作りたいのだが…。粉雪だと全然駄目だね。鍋一杯につめこんだのに溶かしたらコップ一杯もない。愕然として再度雪をつめにいく。小屋の客がポリ袋で雪を詰めているのを見て、そういうことかと反省した。

晩御飯はわかめ御飯。小屋で買ったビールも結局さっさと飲んでしまった。天気予報は明日の午前中までは雪と言っている。やっぱりやることがないのでさっさと寝る。 雪が降っているのと雪かきを気をつけなればいけないなあと思いつつ。やはり山の生活も二日目になると慣れてくるので平気な感じだ。

夜寝ているとテントの音がおかしくなってくる。風が吹いたときにバサッ、という異音になってきた。何が起きたのかと様子を見る。雪が詰もった様子もなく…テントの結露が完全に凍りついていた。全体が凍ってしまい…。ひどいものだ。気温が下がっている。テント内がマイナス10度。ちょっと換気をよくするとマイナス15度ぐらいまでにはなる。冬型が来ると言っていたが…。なかなかきついな。入口のジッパーも固くなるし。幸い完全に固着して開かなくなるというところまではいかなかった。いろいろなことが起きるものだ。