日々のメモ書き
Debian Developerが綴るメモ
bashでgetopts
思いだしたようにgetoptsを使った。使い方はこんな感じになる。
#!/bin/bash while getopts "a:b:cd" opt; do case ${opt} in a) opt_a="${OPTARG}" ;; b) opt_b="${OPTARG}" ;; c) opt_c=true ;; d) opt_d=true ;; \?) echo "Usage: $0 [ -a arg1 ] [ -b arg2 ] [ -c ] [ -d ]" exit 1 ;; esac done echo opt_a=${opt_a} echo opt_b=${opt_b} echo opt_c=${opt_c} echo opt_d=${opt_d}
北アルプス縦走5日目
北穂高小屋 5:30 涸沢 7:45 横尾 11:00 上高地 14:30
夜中に寒さで目が覚める。あんだけ着ていても寒い。気温が一桁なのが問題というよりシュラフが湿って役に立ってない。なんとか我慢しながら3時まで寝る。
起きるとひたすら寒いのでガスをつける。今朝の朝御飯をチキンラーメンにしておいてよかった。ガスで暖まりながら。朝御飯終了。雨は今は止んでいるようだが。5時過ぎに出発する。隣の人と挨拶をかわして。
さて出発だが…ガスで全貌がさっぱりわからない。どっちに進むんだかさっぱりわからないが下りのほうに行くペンキに行けば間違いはないんだろう。方向感覚が全く無いが。こっちでいいのか?これから1500mの下降となる。
南稜は…。特に難しいことはなく。淡々と下りていく。ただ、朝は体が動いてないので苦労する。下りでは体が暖まりにくい。下のほうから沢の音が聞こえてくるんだが…。全然見えない。ちょこっと鎖場とか梯子とかあるけど大したことはない。ただ、一回お尻を下ろして下りようとしたときに足がすべって尾てい骨をぶつけた。これは痛かった。骨折にはならなかったが。
南稜の取り付きをすぎると普通の登山道。楽しく下っていく。大部下っていくと涸沢から登ってきた人とすれ違う。今日で帰りですよー下山したら風呂と酒ですよーとか会話。いくつか沢筋があらわれる。段々下ってきたんだね。一瞬ガスが抜けたときにテント村が見える。あれが涸沢か…。残念ながらしばらくするとまたガスに覆われたが。順調に沢沿いに下りていくと道も平坦になり…涸沢に到着。ここまで下りるとガスもない。
ここで長めの休憩と水の補給。涸沢の水は美味しいな。残っていた常念で汲んだ水とは全然違う。人は一杯いる。これだけの登山客がいるところを歩くのは初めてか。噂の巻きスカートの山ガールの実物も初めてみた。実在するんだね。休憩時にここの登山客と話をしたときに昨日の天気で大キレット越えしたことに驚かれる。ちょっとだけ自慢できることなのかな。
のんびり休憩したあとに横尾に向けて出発。最初は快調に飛ばしていたのだが…。段々と足が痛くなってくる。どんどん酷いことになって…。まともに歩けなくなった。上では平気だったのにな。
そのうち雨が降ってきたりとか相変わらず。上のほうに雲がかかっているのも相変わらず。結局下から稜線が見えることはなかったな。上高地までの6時間。足の痛みに耐えながらストックで体を推し進めるという感じで歩く。徳沢ののんびりした空気がうらやましい。時折雨が降ってくる。もう風呂に入るから濡れてもいいやとわりと適当。明神を越えたあたりからだんだんと上高地からの観光客が増えてくる。ただの観光客に軽く追い抜かされる…。
小梨平が見えてきて…。疲れた体をなんとか風呂までひきずる。やっと楽になれる。風呂で体を洗ったあと、またザックを整理する。登山靴は履けそうにないのでサンダルにはきかえる。お土産を購入し、バスに乗る。また新島々で乗り換えて松本へ。バスターミナルでチケットの購入手続をして、スーパーでコーラを買う。やはり下山したときにはこういう下世話なもの。名古屋行きのバスに乗り込む。隣の席の人がビールとスナック菓子を食べているのがうらやましい。
23時前に名古屋に到着。これで4泊5日の北アルプス縦走の旅が終わったか。
以後反省点。
- 4泊5日の今までで最長の登山を無難にこなした。
- 悪天候にもめげずに大キレットという難所で落ちずにすんだ。
残念な点
- 難所での遅さ。ルートを考え、体の運びを考え、動作も遅く。慣れが足りない。
- その結果目標の奥穂までは行けず。
全体に天候が悪く、晴れたと言えるのは一日だけ。シュラフの水濡れは気をつけていたがそれでも結露などでどんどんダメになった。4日目以外は歩くのに苦労はしてないが毎日こんだけ長いのは初めて。なかなか楽しい山登りには遠い。
歩いているときはさっさと帰りたいとしか思わなかったが帰ってくると目標を達成できなかったこともあり、また戻りたくなる。通常縦走路で最難関は西穂〜奥穂だって?そこまで行けるのかな。
北アルプス縦走4日目
槍ヶ岳山荘 5:40 南岳小屋 8:30 A沢のコル 11:30 北穂高小屋 13:45
3時起床。テントを叩く雨音はする。あきらめた。朝御飯は五目御飯。
テントの中は雨と結露で水浸しに近い。シュラフの収納をするとき随分とぺちゃんこになってきたなあと思う。だんだん暖かさがなくなってきた。昨日ザックは乾いたが荷物は乾かない。
明るくなって外に出ると見事にガス。槍の穂先すら見えない。昨日のうちの穂高の様子をもうちょっと見ておけばよかったかね。この天気で大キレットやらを行くのは気が進まないが出発。出発するということは槍ヶ岳には登らないということである。あんなものはいつでも登れるから。残雪期の北鎌まで取っておく(おいおい)。今日は核心部。一番つらいところ。
しばらくはちょっと岩がゴロゴロする登山道をだらだらと歩く。ペンキマークと共に竹棒が刺さっていてわかりやすい。ところどころ冬道と違うらしくて竹棒だけ違うところを通っていたりするが。道の脇にまだ雪渓が見える。ちょっと前までは雪渓の中を道が通っていて水場になっていたりするらしいが。ちょっと頑張れば数m下って雪を汲むことも可能かな…と思った。
最後ちょっと下がった南岳小屋に到着。ここまでは特に何もなく到着。ここで休憩をしっかり取ってこれからに備える。事前に見たこの先の危険を知らせる看板を横目にキレットへの道を登りだす。
さてちょっと登ったら下りが開始。ここで注意するのは確実な三点支持。登るときに腕を使わない、腕はバランス、基本は足、壁にへばりつかないように。あと注意するのは落石を起こさないこと。幸い落石は一度も起こさなかった。そのことを注意していよいよ踏み出す。
と言っても全貌がわからないので…。ガスで次の箇所はわからないのが普通。目の前にあるものを確実にクリアするとしかできない。鎖があったり…。鎖にぶらさがるようなクライミングが良いとは思ってないが、ここの鎖はさすがに厳しく鎖なしではちょっと恐いところも多い。後ろを向いたり、お尻を下ろしたり。前向きで下りようとしてザックぶつけてバランスを崩さないように気をつける。後ろを向くと足場の確認がどうしても面倒になるので遅くなる。いろいろと考えながら下りる。梯子も三点支持で慌てて下りないようにする。しかし、基本的には自分は遅い。後ろから来る人にどんどん抜かれていく。遅くてもいいから着実に。
ガスでよくわからないところも多いが落ちたら確実に死ねる箇所は一杯ある。毎年この縦走路で何人も死んでいるだけある。鉄梯子も急いで下りないように言いきかせて二つ下りる。そんなこんなでキレットの下りはいつの間にか終わってどうやら最低鞍部らしいところに来ていた。A沢のコルはまだまだのようだが…。鞍部から勝手にエスケープしちゃいかんかねとかぐだぐだ考える。次の難所は長谷川ピークかねと思いつつ。で長谷川ピークだが…。目の前の壁面を地道に登っていたら突然ややこしくなって恐いところだねえと這い上がったらHピークと書いてあった。ああ、なんかあっさり。そっから先は鎖が張ってあってまあ恐いながらも進んでいき、最後は飛騨側に下りるんだよねってちゃんと下りた。とまあそんなこんなでA沢のコルに到着。上から岩に字が書いてあるのが見えた。
A沢のコルで休憩。ここまで2時間の予定が3時間かかっているか…。あんだけ抜かれればねえ。後ろをついてこられるのも嫌なのでさっさと抜かせたが抜かせどろこも難しい。さて、このペースだとどうなんだろうな。5時間ぐらい小屋までかかるか、奥穂まで行けるか、この天候じゃなければ、うーん、とか考える。まあ、小屋についてからにしよう。目の前のことを片付けようと。
さて登る前に…A沢のコルの北穂側が雨のせいか沢になっていた。雨水だとは思うが水場だラッキーとここで給水。登り口はその沢になっていたがな。ここから飛騨泣きらしいがどこが飛騨泣きかよくわからない。かなり鎖だらけでこのあたりは鎖がないと登れないところも何箇所か。太い鎖が張ってあるところもある。一つ一つは難しくない。数m登って若干トラバース路を歩いて、また登っての繰り返し。ところどころ息をつくところもある。ただ、それが250mぐらいあって、一回でも失敗すると只じゃすまないというのが難点か。1時間半以上登りっぱなし。雨もあるがそんなに滑りやすい岩でなかったのでまあ大丈夫。右手確保、右足、ここに左足上げてとか自分に言いきかせながら登っていく。なんかぼんやりとした記憶しかなくて何をどう言ったのやら。
展望台とか案内があるがまだまだ遠い。200mとか案内があるが遠いんでしょとか期待しない。それでも到着のときは来る。小屋が見えるより先に、灯油が燃える匂いが漂ってきた。ああ、近いんだねと思って岩を曲がるとすぐそこに見える。ああ、やっとか…。やっとのことで到着。一息つく。
小屋の中で休憩しながら考える。現在14時。このペースの遅さから考えると穂高岳山荘に到着するのは17時は確実に過ぎそうだ。天気が良ければいいがこの風雨では…。若干の弱気もあり中断を決意。富士山除いて日本一高い小屋で泊まれるからいいじゃないということにする。しかし3000mに三日もいるといい加減慣れるようだ。今日はあまり空気のことが気にならない。気力は使うが体力は使わない登りだからだろうか。
このまま小屋で休憩していた。テントの中にこもっていても寒いだけだし…。小屋では隣で50後半ぐらいの女性とガイドの集団がいろいろと話をしていた。なかなか興味深い話をしていた。いろいろ経験はつんでいるんだろうけどあんな人でも北鎌は登れるんだね。夕方に近づくにつれ小屋への泊まり客がどんどんやってくる。不思議なのはレインパンツの上からスパッツをしている不思議な人が結構いること。どこで習ったんだろう?
16時半になったら小屋からテント場に移動することにした。だけど…迷う。晴れていたら一発だと思うんだが…。奥穂と涸沢の分岐点に来てまだ見えないから不安になる。先客が一人いるから見えるはずなんだが…。迂闊に下りていいものか…。登ってみたが違うようだ。ちょっと下りてみたが見当たらない。かなり不安になって一度小屋まで戻って確認してみたがやはり涸沢に下りるらしい。テン場ぽいところがあります、先客がいるからわかりますと言われても。20mぐらい下りる?戻って下りてみたがなんか違う。一回ザックを下ろしてぐっと下りると…オレンジのものがうっすらと見える。ああ、正解か。ザックを取りに戻りまた下る。
テン場についてテントを立てる。番号が書いてある。混んでいるときはいろいろあるんだろう。先客のツェルトの隣に立てる。こちらでごそごそやっているのに気がついて挨拶しにきた。天狗のコルから縦走してきたそうだ。このまま蝶ヶ岳まで行ってどこかに下りるとか…あまり人がいないだろうと言っていたから三股のほうだろうか?こちらは槍から来たけど遅いもんでここで断念して明日は涸沢という話をしたらこの天気でキレット越えできるのなら奥穂は簡単ですよと言われる。ほんとに簡単なのかもしれんが…。またの機会に取っておきますと伝える。ジャンダルム越えてツェルトで寝ているような人なんだろうから相当なんだろうなという感想。
晩御飯はスパゲッティ。トマトソースの汚れは取りにくいんだよな。だがちょっといつもの御飯とはちょっと違う味なので多少うれしい。このテン場、小屋から10分以上離れている。小屋の人にトイレは小屋でと言われたがわざわざ行く人いるんだろうか?幸いにも行くことはなかったけど。
御飯がすんだら寝ることに。ああ、やっと最後だよ。シュラフが随分湿って暖かくないんですけど。フリースにダウンも着込んで寝ますか。南稜がどの程度の難易度か知らないが今日よりは易しいだろう。じゃなかったら奥穂にこんなにいっぱいの人が登れん。
北アルプス縦走3日目
常念小屋 5:30 大天荘 8:20 ヒュッテ西岳 11:45 ヒュッテ大槍 16:00 槍ヶ岳山荘 17:00
この日は5時半出発で11時間行動。常念小屋から槍ヶ岳山荘を目指す。この日はトラバースの一日。
夜は台風かよと思わせるような強風とテントに叩きつけられる雨にまったくやる気をなくす。こんな天気だったら今日はもう歩かないとか思いながら寝ていたら寝坊してしまう。気がついたら4時を過ぎていた。慌てて準備をする。明るくなったので外に出てみると槍ヶ岳から穂高の稜線がはっきり見えた。雨は上がっていた。ああ、こんなところだったのね。
ドタバタの準備を終える。水は前日に一の沢まで汲みにいく元気がなかったので小屋で買うことのした。ここの小屋は天水じゃなくて汲み上げなのかな?小屋出発時点で水3.5リットル。この水で最後まで持たせた。
5時半出発。天気は曇りというところか。風は時々吹く程度。カッパとフリースを着込んで歩きだす。乾けばいいな。この日は一日ヘリコピターが飛び回っていた。どうやら小屋への荷揚げをやっているようだ。
常念岳を登っている人のヘッドランプが見える。大天井岳に行く人はいないようだが…。ここから大天井岳への道は最初ちょっと登ってあとは緩やかに登ったり下ったり。頂上を通る道もあるがトラバースの道もある場合は迷わずトラバース。
横通岳トラバース、東大天井岳トラバース。割と快調に進む。この日は天気も言いので目標地点がよく見える。順調に進んで出発の遅れを取り戻せた。大天荘に無事到着。ちなみにカメラは前日に水で不調になったのでこの日から写真はない。
小屋で若干の休憩。大天井岳はすぐに登ってこれるのだろうが登らずに通過。わはは。小屋には大学生らしき集団がごちゃごちゃしていた。大天井荘に向けての道を出発。ちょっと前を背負子を背負った二人組が歩いていく。どうも小屋の人らしいが…速いな…。
大天井ヒュッテでちょっと休憩。ここで合流した数人と大学生の集団は槍ヶ岳へ同じ縦走路を歩くことになる。
まずあの山に登るのかと思ったが登山道はトラバース路だったので楽だった。あとはえっちらおっちら歩いていくだけ。ここもそう苦労しないで進む。ビックリ平だかなんだかってのもあったような気がするがあまり記憶にない。順調に西岳に到着。
この頃になると日が出てきて急激に暑くなってきた。水が…今日は日中1リットルと決めていたので消費量に気をつけないとなと。一回に飲むのは一口。カッパもフリースも脱いでザックに詰める。適当に入れたらザックの高さが高くなってしまってうっとうしいことになった。
さて、まず大下り。ちょこっと行ったら鎖場のところで大学生の集団が渋滞を起こしていた。向こうが道を譲ってくれた。ここの鎖って自分にはいらんよなあと軽く歩いていったら大学生の一人が簡単に歩けるみたいですーと後続に声をかけていたがさっきまで鎖にしがみついていた気がするのでやめといたほうが無難かなあと思う。その先で梯子を下りた先では壁面にそってトラバースして折り返しという面倒なことになっていたので三点支持で直下降したら後ろから真似しそうになったのでちがいますよと声をかける。前の人を無闇についていくのは危ないね。
ぐっと下って水俣乗越の看板が見える。ここからは東鎌尾根の登りとなる。水俣乗越までは順調だがペースが落ち始める。このあたりから行動時間が8時間を越え、暑さもありか、何をやっても体が動かなくなってきた。補給食を入れても一時的な勢いもつかない。つらい…。ここから700mの登り。
ときどき梯子が見えてなんだありゃとか面倒な登りを登ったり…。窓がどこだったかなんてのはさっぱり覚えていない。一回稜線沿いで道が別れているように見えて何も考えずに歩きやすいほうに行ったらどんどん細まって三点支持に状態になって、ここはこんな危険な登山道なわけないぞと落ち着いて稜線に登ると向こう側に普通の道がついていた。何をやってんだと思ったが同じミスをした人はすぐ前にいたようで新しい足跡がついていた。頭が疲れているとこういうミスをしやすい。
槍ヶ岳と北鎌尾根がよく見えるわけだが良く見えればいいのかどうかと思うよと。近付いているのか近付いていないのかよくわからん。どんどん足が動かなくなる。三歩登って息を整えてという感じでもあり。後ろの大学生の集団は8人だったので相当遅いペースなのに乗越のあたりで30分以上差をつけていたはずが最後ヒュッテ大槍のあたりで追いつかれそうだった。ここらあたりはただただ必死に登るという感じ。またまた高度計の数字だけを頼りに我慢我慢。30分置きに休憩、1時間で食料とか考えていたけど前回休憩取ったのいつだっけというぐらい頭が疲れる。時折風が吹くと涼しいのだがずっと吹いているわけではない。今日はもうちょっと吹いてくれたらよかったのになあ。
小屋まであと40分の看板があったが実際小屋までどのくらいだったのだろう。あと3分の看板は大体正しかったと思う。登ると突然小屋が見えたという感じ。ヒュッテ大槍の到着。ここではほとんど休憩なしに先を急ぐ。ここから先のルートは二つ。殺生ヒュッテまで行ってから登るか尾根を詰めるか。迷わず尾根をつめる。
ここもまた大岩ゴロゴロの上を歩いていく。槍ヶ岳まで800mとか100m毎に書いてあるわけだが…さっぱり意味がない。100m進むのに10分ぐらいかかるのかとか計算しながらあと1時間かねーとか。下には殺生ヒュッテのテントがいくつか見える。そこから登ってきている人がいる。いまから登りだしなら随分差が出るはずだよと思ったら小屋につくころにはきっちり追い付かれてやんの。あっちのほうが歩きやすいのかね。
我慢我慢とやっていたら気がつくと槍の穂先の前を通っていた。ああ、ここがあの有名な槍ヶ岳か…と思いつつ先を急ぐ。夕日に照らされた穂先は…どうでもいい。やっとのことで小屋に辿りつく。小屋で受付をすませてテン場へ向かう。小屋の天気予報の表示では明日明後日と大荒れらしい。勘弁してよと。夕日が見えるーとか観光登山の人が騒いでいる。いいねえ…。
テント場につくと途中で一緒になった人が隣にテントを立てていた。おつかれさまですとか挨拶を。随分はやいですねえとか挨拶。急激に気温が下がってくるな。 ここのテン場はテント札が表札みたいな木の板になっている。
テントを立ててあとは晩御飯。今日の晩御飯はインスタントカルボナーラ。持ってきたワインは水代わりにガブガブと飲む。このワインが本来どの程度の味なのかは知らないがこんなときに飲むとものすごく旨い。さっさと酔っ払ったところで寝る。
いよいよ明日は今回の核心部の大キレット越え。なんとか無事にとか考えて横になっていると22時ぐらいに雨の当たる音が…。おいおいと思ったら外が明るく。うわあ。激しい音が。勘弁してください。雷雨になりました。もうやだ。
北アルプス縦走2日目
徳沢 5:00 蝶ヶ岳 10:00 常念岳 15:00 常念小屋 16:20
今日の天気は風雨とも強し。徳沢を出発し常念小屋まで行く予定。
夜中にトイレに起きたときに気付く、テントが水没しかかっていた。雨が強くなっていたのには気付いていたが…。林道も冠水するぐらいでちょっとの雨だったら大丈夫だったのだろうが、ちょっとどころではない雨が降った結果、あまりテントを張ったところがよくなかったようで。銀マットの下が水に濡れていたがまあどうにもならない。
3時に起きて食事。五目御飯にふりかけとお湯をかけてお茶漬け気味にして朝食終了。荷物を準備しはじめる。水は常念小屋で汲む予定でそれほど持たないことにする。沢用の防水袋に荷物を詰め込む。最後にテントを収納。すっかり水びたし。小屋のほうまで行ってストックを伸ばすなど最後の準備。小屋の中では朝食のようだ。楽でいいな。雨の中、最初から折れそうな気分で登山口に入る。
まずは2000mの平を目指して登り始める。ここは普通の登山道。樹々の間をくねくねと抜けていく道で、石が積んであったり、階段が整備してあったり…。樹々の間に見える空が少し明るくなった気はしても天気は良くはならない。登山道の沿って水が流れる…。だんだんと激しくなってきて今日は沢登りに来たんじゃないんだけどな、という気分にさせられる。沢の中をジャブジャブ登っていくにあたって足が結構濡れなくて、さすがゴアだぜと思ったが数時間後には水浸しになる。当然そのまま下山するまで水浸し。どうにもならない。
1時間半ぐらいで2000mの平。朝一番ということを考えるとまあまあのペースで来ている。少し休憩の後に登り再開。また頑張って登っていくとやがて長塀山に到着。このあたりまで何もなく普通に登る。そして蝶ヶ岳に向けて。登ったり下ったり。下ったところで大きな水溜りができていたりする。あきらめて。
妖精ノ池も通過してどうやら最後らへんだなという風景に出る。しかしガスがひどくよくわからない。地図を見ると蝶ヶ岳の頂上を通過しない道がついている。コンパスで確認してもいまいちわからない。目の前の山に登るのかどうかはっきりしないが…。三股に下りる道じゃないだろうな…。このあたりでうろうろしていたら時間を浪費してしまう。正解は黙って登る。蝶ヶ岳をあっさりと通りすぎ稜線に出ると風が強くなる。これはひどい。
蝶ヶ岳ヒュッテが突然見える。ガスのせいでいつもなにかが現れるのは突然。小屋に逃げこむように入る。小屋の中でフリースを出す。気温は10度ぐらい。小屋の客の老夫婦と話していたが昨日上高地から登ったが、天気が悪いのでずっと待機していると。自分も待機したいよと心が折れそうになる。テレビの天気予報は曇りになるように見えるが…。どうも違う気がする。
しばしの休憩の後に出発。風が強い…。登山道を歩いていくと鳥が歩いている。雷鳥…か?人間に大して警戒心がないようでカメラを持って追いかけても気にしていない。あんまり追い掛けている余裕もないので先を急ぐ。蝶槍を過ぎたあたりから下がりだす。森林限界を割り込みまた樹々の中へ…。上がったり下がったりをして常念岳への登りとなる。
岩がゴロゴロと積み上がった斜面を登っていく。どういう加減でこんな山ができあがるのかね?横向きの雨は止むことはなく、小屋まで辿りつかなかったら死ぬんじゃないかと思える。ガスのせいで先はさっぱりわからず。近くにあるマーカーを 探しながら登っていく。ここのマーカーはなぜかハートとか傘とか変な形が多い。どこの山岳会だろう。
岩の上を歩いてく感じで落ちて死ぬようなことはないのは楽。視界はないので高度計の数値だけを頼りにえんえんと300m以上の登りをこなすと突然頂上が見える。登らなくてもいいかと思ったが一応登る。祠と道標。さっさと下りようとする。しかしそのまま素直に行くと稜線ではなく谷に下りていく感じ。頂上から道標の示す方向には下りれない。ぐるっと回って…下り口かなというところを発見。三股への降り口と間違えるとねと思う。
さて、あとは下りるだけって、全然楽じゃない。ガレ場を左右にくねくねと下りていく。素直に下りれないのは大変だ。フッと一瞬ガスが抜けたときに小屋が見えて、なんだ、あんな近くだったのかと思う。だけど近くに見えても全然近付いてこない。さっさと小屋にたどりつきたいのだがそうも行かず。やっとのことで小屋にたどりつく。およそ6時間で到着。ガイド本では5時間半なのでまずまず。
小屋でテントの受付をしてテン場に向かう。先客は一組だけ。風が強くてテントが飛ばされそう。最初にアンカーを取って、ザックを重石にして…(略)…と苦労してテントを立てる。テントの中に逃げこむとほっとする。
そのあと晩御飯に。この日はバリソバ。風でテントがガタガタ揺らされる中寝る。NHK長野放送局の天気予報は山の天気もやるんだね。槍ヶ岳は曇り?
北アルプス縦走1日目
上高地 14:40 徳沢 16:00
相変わずな経緯で突如始まった北アルプス4泊5日の縦走計画。こんなメジャーなところに行ったことはないのでどんな所だろうという期待はある。山ガールがどうのという話は言われるが…。準備はそう大したものじゃない。荷物が普段に比べればずっと少ない。ザイルもハーネスもヘルメットもいらない。ただ食料は多い。朝晩の食料と行動食。合わせて4.5kg。最後には全部減ってしまうはず。水を入れない状態でザックは約19kg。
早朝に家を出発。名古屋から高速バスに乗り松本へ。途中で中央アルプスが見えるかと思ったが雲で見えず。天気は下り坂。小雨ぱらつく。松本では雨。
松本は美ヶ原のヒルクライムに出た以来だから5年振りか?ここから松本電鉄に乗り換えて新島々に向かう。往復切符の有効期限は6日か。6日…、6日で帰ってこないのは尋常な事態ではないのでまあいいか…。バスに乗り換え上高地に。奈川渡ダムは昔来たなあ、あの時は上高地には関係がないものだと思っていたなあと釜トンネルへ。この前の豪雨被害の復旧工事がまだ続いていた。
くねくねと細い道を過ぎると上高地に到着。ここが噂の上高地。観光客も一杯いるし、登山姿の人も一杯いる。土産物屋を軽くチェック。4日後にはちゃんと買って帰りたい。補給食として普通の菓子パンを購入。菓子パンも観光地価格でちょっと悔しい。ちょっとだけ周辺をうろうろしたあとに出発。15時前か。
この日は徳沢まで行けばいい、さらに林道歩き、ということで何も心配するようなことはない。河童橋にいる観光客を横目に奥へ奥へと歩く。戻ってくる人もいるがさすがにこの時間ではそうはいないようだ。だんだんと人も少なくなる。天気はやがて本格的な雨になり、カッパを出さずに傘をさす。当然この天気では山のほうはガスで何も見えない。どこに登るんだろう。
てくてく歩いていくと1時間半ぐらいで徳沢に到着。徳沢園でテントの手続をする。徳沢のテント場は芝生の広場で快適な場所だ。木の下がいいかなあと適当な場所をみつくろってテントを広げる。雨の中の作業となる。
テントの中に入って、すぐに晩御飯の準備を開始。今日の晩御飯はインスタントラーメンと缶詰。テント内の料理も慣れたものだ。テント内で水をひっくり返すことももうしない。
いつものようのラジオを聞きながらしばらく過す。天気予報はよくないようだ。ここは540kHzのようだが夜になると混信する。
すぐにシュラフに入って寝る。だんだんと強くなる雨音。もう帰りたくなりそうな感じ。あと何日我慢すればいいんだ?3回寝ればいいのか?そんなことを考えながら寝る。
北アルプス縦走0日目
行く前に。4泊5日の日程で北アルプスの縦走をしてきます。
上高地→徳沢→蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→槍ヶ岳→奥穂高→上高地という経路になります。食糧が多い。 大体4.5kgぐらい。さっさと食べて軽くしよう…。
天気が悪いので写真には期待できないかなあ。
OSC 名古屋 懇親会
相変わらずやる気の出る気配のなりOSC参加体勢ですが懇親会のLTには出てきた。適当にDebianのことを叫んできたがなんでもいいや。懇親会の受付がいつのまにか15時で締切になっていたらしく、15時半に会場についたらキャンセル扱いになって発表者が締め出されそうになるとか面白運営にはやられた。
きっちり3分で発表したらよくやったと言われたがみんなLTだからって発表の練習はしてないのか。2・3回通せばどうすればいいか掴めるだろうに。毎度ぐだぐだのLTを見ていると情けなくなる。
会場は4000円はぼったくりのひどい店だった。立食で50人ぐらいしかキャパがないのに100人以上詰め込んで冷房効いてないし。バーカウンターの適当なカクテル見てると自分で作らせろと言いたくなるダメさ加減。料理も不味いし。スーパーの惣菜並だったな。
Facebookに携帯メールで投稿するまで
とにもかくにもドキュメントが腐ってんのかなんなのかやりたいことが見つからないFacebookである。携帯メールからウォールを更新する方法があるはずだろうと思ってさがしてみた。twitterにはあるもんな。でもtwitterはほとんと使ってないものな。
検索でみつかった内容も古くて微妙にやりかたが違っていたり。結局は次のような手順となった。
- 上のアカウントからアカウント設定を選択
- 左のメニューからモバイルを選択
- 電話番号を追加を選択
- ここに電話番号を追加して下さいのリンクをたどる。
- 携帯のメールアドレスを入力すると携帯に確認コードが送られる。
- しかしこのコードを入力しても認証に失敗する。
- そこでメールに記述されているURLに携帯からアクセス
- 認証に失敗したとか出ていているので新しい認証コードの送信をたどる。
- 携帯の番号を入力する。
- SMSで認証コードが送られるのでメールからリンクを辿る
- 携帯の認証に成功
- 長々とご苦労さま。実はこの手順は携帯からの投稿とはまったく関係ない。
- さっきのページでFacebookモバイルについて…のリンクをたどる。
- ここに表示されているアドレスに投稿すればいいだけ。
- なんだこりゃ?携帯の登録は日本ではサービスが行われてないテキストメッセージでの連絡に必要らしい。
- 投稿用アドレス変更したくなったらどうするんだ?というのがまた謎
- 正解はFacebookモバイルのページから投稿用メールアドレスを携帯に送信を押すとでてくるウィンドウにアドレス変更の仕方が書いてある。どういうUI設計だよ。
2012/11/16追記
今の設定は…。右上プルダウンメニューからアカウント設定を選択→左のメニューからモバイルを選択→投稿用メールアドレスに表示される。このようになったのはいつからかわからん。
HTML5のcanvas
同じゲームをいろんな言語で書こうとやっているGSVolley。今度はGTK+から離れてブラウザで動かすことにした。ここで使うのはHTML5で導入される描画システムのcanvas。どれぐらいのことができるのかなという興味もあってやってみる。
手順としてはHTMLファイルにcanvasタグを記入。Javascriptでcanvasに描画という流れになる。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN""http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"><html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja"><head><meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" /><meta http-equiv="Content-Language" content="ja" /><meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" /><meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" /><title>Canvas</title><script type="text/javascript" src="canvas.js"></script></head>
<body>
<h1>canvas</h1>
<canvas id="canvassample" width="640" height="400"></canvas>
</body>
</html>
HTMLファイルをこのように用意する。canvas.jsの中で描画を記述する。canvas.jsを以下のように。
onload = function() { draw(); setInterval('animation()', 10); }; function draw() { var canvas = document.getElementById('canvassample'); var ctx = canvas.getContext('2d') ctx.fillStyle = "rgb(212,212,212)"; ctx.fillRect(0,0,640,400); ctx.fillStyle = "black"; ctx.fillRect(50,50,100,100); ctx.beginPath(); ctx.moveTo(100,200); ctx.lineTo(200,400); ctx.lineTo(300,300); ctx.closePath(); ctx.stroke(); ctx.font = "20px 'Times New Roman'"; ctx.fillText("Hello World", 240,240); } var x = 30; var vx = 1; var y = 50; var vy = 1; function animation() { var canvas = document.getElementById('canvassample'); var ctx = canvas.getContext('2d') ctx.save(); ctx.fillStyle = "rgba(200,0,0,0.5)"; ctx.strokeStyle = "green"; ctx.lineWidth = 2; ctx.beginPath(); ctx.arc(x,y, 12, 0, Math.PI * 2); ctx.closePath(); ctx.stroke(); ctx.fill(); ctx.restore(); if ( x > 640) { vx = -1 ; } else if ( x < 0 ) { vx = 1; } if ( y > 400) { vy = -1 ; } else if ( y < 0 ) { vy = 1; } x += vx; y += vy; }
何やら描画されて円が動きまわっていれば正常である。動作確認はChrome15で行なっている。
canvasのcontextを生成してあとは描画命令を書くだけ。ここらあたりは他のツールキット等と感覚は変わらない。アニメーションがしたい場合はsetIntervalで定期的に呼び出す関数を指定すればよい。癖があるなと思うのがプロパティの設定などが文字列で行うあたり。