日本代表温故知新
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NHK BSで過去のワールドカップの日本戦を一挙放送してくれたので全部ではないがいくつかの試合を見た。当時はただただ応援に必死になっていたところもあるが今の代表に慣れた目からすると色々と発見があった。
2002年。言わずと知れたフラットスリー。とは言うもののラインが低くて全然コンパクトに見えない。今の基準ではあと5mは上げてなきゃおかしい。その点がびっくりだよ。選手の位置のバランスはいいが距離が遠い。サイドからの攻撃は行われていたが個人の才覚に頼る部分が大きくて今の複数のコンビネーションの崩しというものではない。中央からも縦パスからの一気の勝負という確実性の低い攻撃に頼る部分が多い。その結果もちろん簡単に相手に防がれてそのまま守備に戻るという体力を使うものとなっていた。あと何人かパス・トラップが不正確で技術レベルが低いよなーと。
2006年。オーストラリア戦でお腹一杯です。今から見てもオーストラリアも大概ひどいレベルで勝てる相手だったと思う。ええ,それ以上に日本のチームの崩壊度が上回っています。まったく守備の組織がありません。前でプレスをかけて後ろのラインが下がってるなんて朝飯前。個々人が勝手にボールホルダーを追い掛けるだけで全体としてどこに追い込むかの目標がまったくない。これでは疲労が貯まるばかりだろう。攻撃時の戦術もゼロ。ボールホルダー含めてそばにいた3人ぐらいのアイデアでなんとかしろという状態。サポートはまったくないしこれで崩せるわけがない。あと今なら中盤で詰まったら一度DFラインに戻してから組み立て直すという当たり前のことがまったくできない。中盤で詰まったら戻すのではなくて適当に前に蹴り込むだけ。これは戦術というよりCBの足元の技術の問題だとは思うが。それにしてもバイタルに誰もいないとかあれは何だね…。はい,二度とこういうことをしてはいけません。
2010年。幾人か今の代表もいるこのころの代表。現実的な選択肢としてどんびきカウンターではR16が限界なんだなあとか。あと川島PK下手すぎだろ。
さて2014年はどうなるのか…。以前の試合を見たことで今の代表の着実な進歩がわかる。一部の領域では世界に届くレベルを身につけたとは思うがこれが本番ではどうなるのか…。あと半年,楽しみに,どんな結果が待つのであろうか。