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MTB: Backfire 50

フレームが折れたアンカーに替わるMTBが完成した。Centurion Backfire 50。

今回はもうあまり高いフレームにするのはやめようと思った。街乗りのMTBでボキボキ折れるのにうんざりした部分もある。選択を考える上で,ブレーキが問題だった。今のVブレーキを使うつもりだったからカンチ台座もついたものというと中途半端な値段設定のものにはない。クロモリで安い単体売りなんてないんだよねー。アルミ完成車でパーツを全部交換する方向で考えてみた。それでも選択肢はそれほど多くはなかった。Giantはなんとなく嫌だったのでやめた。

いよいよ納車だよと思ったら受け取りの日に店主が入院して一週間納品が延びるという驚きの展開もあったが到着。一見してわかったのがパイプ全体のごつさ。重いだろうが,ぎりぎりの設計はしてないだろうなという安心感はあると言えるのだろうか。

さて,完成車状態で家で重さを比較すると今の3kgも違う。これはひどい。

早速全部部品を交換。残ったのはヘッドパーツとワイヤーのアウターとブレーキワイヤーぐらいか。他のパーツはアンカーのMTBから流用…のはずがFDだけ34.9mm対応の関係でFD-M760からFD-M770になった。店に困ったよーと話をしたら偶然にも店頭に不良在庫があったので格安で購入できた。次世代は10スピードになるのでどうかと思ったがまあラッキーと思っとけ。FDなんて1日一回も使わないけどな。あとヘッドの長さが長いせいでフォークコラムの長さがぎりぎりになった。ダストカバーになっているやたら長いカップを外しての装着だからちょっとよろしくない感じ。

さて,苦労した点だが。旧車の作業についていえばBBが固着しかかっていたぐらい工具をプラハンで叩いて緩めなきゃいけなかった。さびついていたとかではなかったが,大部開けてなかったからなあ。あとの部品を外すのは簡単。

新車のほうが苦労するというか。シフターもひどい造作だな。メンテのこと考えてないだろ。ワイヤを外すのに苦労する。RDはワイヤー止めのネジが脱落したら再びはめるのに苦労する。安物パーツは恐しいぜ。もっとひどいのがワイヤ。固定のネジを締めたら1本ぐらいプチっと切れたんですけど。XTのシフターにいれようと曲げたらすぐ癖がつくし。古いXTRのワイヤーのほうがずっと状態がいいぞ。再利用はあきらめた。ヘッドパーツもシールドベアリングじゃなかった。久しぶりにこんなもの見たな。多分1年持たないんじゃないかという覚悟をした。XTRとXTの違いはよくわからないが最下層の部品との違いははっきりとわかった。馬鹿にするわけじゃないが吊るしのMTBなんてよく乗ってられるな。心配になってくる。

作業時間の見積で部品の取り付けなんて楽だし,ワイヤーぐらいのもんでしょと思ったらワイヤーで苦労させられて時間を食ってしまった。あとフロントがどうしても内側に来すぎてさっぱり合わない。調整ってレベルじゃねーぞ。なんでやねんと思ったら…。そうです,シェル幅が73mmだったのです。BBのスペーサーを抜いてから再装着。2.5mm違うと全然駄目なんだな。

一通り組み上がったらあとは調整。FD・RDを調整。ネジをどっちに回すかってのがすぐにわからなくなるから説明書を見ながらごちゃごちゃ。Vブレーキの当たりを調整して走るようになった。あとはサイクルコンピュータのセンサーの配線。次は無線にしたいよ。これで完成。重さは以前より400g重くなっていた。微妙な…。

さて,走ってみての感想。やはりアルミで太いフレームのせいで固い。今までより走ってのショックが大きい。フロントはクロモリフォークで変わってないのにフロントもどこかきつい。しかし,剛性の高いフレームで踏んだときにふにゃっとなるのがないのは感触としていい。街乗りにはこの程度がいいのかなあと思った。持つとなんか実際よりも重い気がするのはなぜか…。走っている分にはそれほど気にはならないが…。BB下がりが変わったのかなんとなく曲がるときの反応に違和感がある。

うまくやっていけるのだろうかという思いを感じながらの付き合い始め。