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淡路島一周サイクリング

昔,自転車仲間が淡路島サイクリングに行ったという話を聞いて…随分と経ったが自分も行くことに。行きつけのショップのイベント。去年から行こうとしていたが天候などで2回流れて1年待った。4時半に集合してバイクを車に積み込み淡路島へ。

岩屋港の駐車場で準備をして,ライダー8人プラス店長のサポートカーの合計9人が9時半出発。一周150kmだから…8時間で余裕だろうなという予想はその後の展開とは大違いだった。

しばらくは市街地を走り,時々海岸沿いを走る。このあたりは順調。集団の後ろのほうで楽をしながら走っていた。まあ,割と悪くないペースで洲本に到着。ここで地元の人に生石公園が景色がいいよという話を聞いてじゃあ行ってみるかという話になる。しかし,これは最後まで響くミスだった気がしないでもない。

生石公園は昔陸軍の要塞が設置されていたということで砲台の跡などがあった。ま,そんな能書きはともかく100m以上登らされる。所々15%以上だった気もするが…。一番上まで行ったが行く必要なくて,途中の駐車場で良かったという点ががっかりさせるというか。和歌山側が結構見えた。

そのあとはまた周回コースに戻り,南側の海岸沿いの道路を走る。ところどころで同じようなロードのグループをみかける。海岸沿いの道が終わると150mぐらいの登りが続く。距離はないので一気に登ってしまえる程度。サイクリスト用に坂の中間点の看板が出ているのが親切だ。何度か登ったり下ったりして,道の駅うずしおに到着。

到着したころには14時半。だんだんと集団についてこれなくなるメンバーも出てきたあたりも気になる。なんとなくスケジュールの破綻の気配が漂ってきた。15時出発で残り65kmぐらいあるが…。都志でコンビニ休憩を取った時点で16時半。残りAve.36km/hなら大丈夫だね,とかひどいプランになる。

あとは一気にぶっとばすーてきつい向かい風なんですけど。先頭の人が引いてくれているのを足が攣りそうになるのを必死に堪えてペダルを回し続けるという苦しい状況。千切れて前が遠くなりかけて,もうゴールしてもいいよねという声が聞こえてきそうだったが下りでカミカゼアタックじゃ,あきらめたら(略)と頑張る。とは言え間に合うこともなく…やがて回りは暗闇に。サポートカーと合流した際にライトを装着。このあたり残りの距離から普段の練習ならここまで帰ってきてるからもうすぐと言い聞かせながら頑張って走る。残り10kmあたりで,これなら最後まで頑張れるかなと目処がついた。ぐっと曲がったところで明石海峡大橋のイルミネーションが見えてきて,このあたりで向かい風も消えて,ほっとし,完走した。

後半のハイペースもあり結局半数が脱落してサポートカーのお世話になるという惨状になってしまった。どうしてこうなったという感じである。自分としても距離の割には疲労がきつい結果となった。それでもサイクリングの名所に一つをやっと走破できてよかった。